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映画『ラッシュ 〜友情とプライド〜』観た。

どうやって撮ったんだろうか。理屈抜きでその迫力に引き込まれた。
設定も、史実も、展開も、結末も、全て予め分かっていても、
悔しいかなエンジンの回転数にシンクロして心拍数を上げられてしまいう。

危ない、クルマはほんとに危ない。
確か私がはじめてニキ・ラウダを認識した時は、
もう既にこの火傷を負った後だった。
彼が事故を起こしたニュルブルクリンクを数え切れないほどを走っている私が、
今でも生きていられるのはビデオゲームの再トライボタンのおかげ(笑)。
レースへの思いから奥さんに対する接し方まで、全てが好対照な二人。
「ニキ・ラウダ」と「ジェームス・ハント」の生き方、
貴女はどちらが好きですか?
 

映画『悪徳の栄え』観た。

原作がマルキ・ド・サドの作品ということで、
やや身構えて挑んだが、
そこにあるのは狂気を孕んだ戦争という現実だった。
ヒトラーの『我が闘争』が再発されるとのこと。
後世に残すのは、このカトリーヌ・ドヌーヴの
美しさだけにしていただきたい。

映画『グリーン・デスティニー』観た。

身内を何人も殺されたであろう盗賊と恋に落ち、
自暴自棄から夜盗となって名刀を盗み(いったん返したりして)、
姉と慕った人に、よよと泣いてすがったかと思ったら一転斬りかかる。
武術の素質に恵まれたわがままお嬢様のご乱心。
始末が悪いことに、これがまためっぽう強い。

広大で美しい風景の中、馬上の流鏑馬・殺陣シーンは秀逸。
酒家で居並ぶ雑魚キャラがまた可愛い。
要所要所の飽くことなく息を呑むアクションシーンは、
かのスターウオーズとて足元にも及ぶまい。
ここにまだある悲劇のメロドラマテイストは、
昨今それが失いかけているものかも。
劇中自由自在に飛び回った彼女は、最後何を祈ったのだろうか?
 

映画『戦慄の絆』観た。

監督デヴィッド・クローネンバーグ恐るべし。
先日観た『ダメージ』と同様、主演はジェレミー・アイアンズ。
ともに破滅に至る役どころだが、それが実によく似合う。
イギリス出身らしく両作品ともスーツとコート姿が美しい。
この難解な内容とグロテスクな世界観は万人には勧められないが、
クローネンバーグ好きにはたまらないだろう。
私が最初に観たのが『ヴィデオドローム』だった。
登場するビデオがベーダマックスだったのがインパクト大で鮮明に覚えている。
ちなみに媒体はレンタルヴィデオ、もちろんベータ版(笑)。
そのあと『スキャナーズ』『裸のランチ』と続く。
この映画を観たおかげで、それぞれもう一度観たくなってしまった。
あと、相手役のジュヌヴィエーヴ・ビュジョルドの顔が好きです。

映画『ブリジット・ジョーンズの日記〜きれそうな私の12か月〜』観た。

前作を観ていないので、当初慣れない設定
(主人公が弁護士と交際中)に置いて行かれた感じだった。
主演のレニー・ゼルウィガー、全編彼女の役作りの成果である
ポッチャリを強調した撮り方がしてあるが、
そこは女優、時折垣間見える彼女の横顔はパーフェクト。
映画の性格上、エンドロールに流れるビヨンセの歌声に、
渡辺直美さんの顔が浮かんでしまったのは私だけではないはず。
結局、素直でありのままの生き方が可愛いブリジット・ジョーンズは、
各方面からモテモテだったということだろう
(なかなかそうはいかないと思うが‥)。
機会があったら前作も観ておかないと。

映画『アンナ・カレーニナ』観た。

舞台劇を模した美しいシチュエーションと展開で、 あっという間の2時間半。
原作はご存知ロシアの文豪トルストイの長編小説。
主演キーラ・ナイトレイの追い込まれ鬼気迫る女性の快演は、
先日観た映画『危険なメソッド』でも十分に発揮されていた。
それゆえ、幸せになってゆく妹とのコントラストがさらに鮮明に。
聖人と呼ばれるほどの良いご亭主(ジュード・ロウ)がいて
社交界でも安定した地位がありながら、
よりによって妹の恋人と恋に落ちる悪い人妻の不倫悲劇。
とはいってもいちばん悪いのは、相手のイケメン将校なんですけどね。
ともあれ全ての画面が美しい。あとジュード・ロウの眼鏡が素敵。

映画『ビーストーリー』観た。

 

映画『ビーストーリー』観た。
ラブストーリーなんて観るのは珍しい。
「美女と野獣」現代版の、純・純・純愛モノ。
でも、たまにはいいもんです。
劇中主人公に投げかけられる「相手の立場になって考えなさい」という分かりやすく単純なアドバイスも、素直に受け入れられてしまうほど。
超イケメンで大金持ちの主人公が、試練を乗り越えて本物の愛情を手に入れる‥。このベタなストーリー、若い頃に観てたら酷評タラタラだったかも。
ジイさんになって初めて分かる大切なこともある。散見するツッコミどころには目をつむり、大人の広〜い心で観てほしい(笑)。

映画『クロワッサンで朝食を』観た。

秀作。

パリの美しい風景に浸っている間に迎えるエンドロール。
自然な流れのせいかとても短く感じられてしまった。
何と言っても主演のジャンヌ・モローが素敵。
彼女はおしゃれで、気位が高く、傲慢で、奔放で、嫉妬深く、
恋多き主人公をまるで本人のように演じる。

かたや家政婦を演じるライネ・マギも、
何気ない日常風景の中で纏う衣装と振る舞いや立ち姿が美しい。
特にエンディング間際、複雑な思いを持ちながら
ミニスカートで闊歩する様は秀逸。
決して若くはない登場人物たちの微妙な恋模様とも相まって、
とても可愛い映画だとも言えるだろう。

また、バリバリのパリジェンヌである主人公と
徐々にその色を濃くする家政婦が、
ともにエストニア人であるという設定も
フランスのただならぬ事情を孕んでいる。

ちなみに、ジャンヌ・モローと私の母は同い年だ (^^;;

映画『ぼくたちのムッシュ・ラザール』観た。

せつない。エンディングの一瞬、タブーを侵す主人公に物語を原点回帰させ、せつなさを叩きつけ、救いを求める観衆をその場に置き去りにする。今日みたいな天気の日にぴったりの、いい映画だと思う。子役の演技力には脱帽。
ただ改めて思うことは、教師にならなくてほんとうに良かったということか。

映画『チャッピー』予告編

「第9地区」「エリジウム」と続いたニール・ブロムカンプ監督の新作。弱者に視点を置く共通のテーマは今回もいきていそうだ。期待大!